夏休みの図書室
この本について
中学に通えなくなった少女が、田舎に住む祖母のもとで一か月ほど暮らす。祖母は英国人で、自分のことを魔女だと言う。 まいは学校の人間関係に疲れて、母親の勧めで「西の魔女」の家に預けられる。そこでの日々は、野いちごを摘み、シーツを干し、鶏の世話をすること。祖母はまいに「魔女修行」を課す。内容は、自分で決めたことを自分でやり通す、それだけだ。 静かな小説だが、まいの中では大きなことが動いている。逃げてきた自分を、祖母は一度も責めない。そのかわり、逃げたあとにどう暮らすかを、毎日の手仕事で教える。 最後の数ページで、この本の題名が現在形ではないことの意味がわかる。子どもに薦める本として知られているが、祖父母を亡くした大人が読むと、まったく違う場所で泣く。
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