52ヘルツのクジラたち
町田そのこ · 中央公論新社(中公文庫) · 2023年
他の鯨には聞こえない周波数で鳴く鯨がいる。誰にも届かない声を持ったまま大人になった女性が、海辺の町でひとりの少年と出会う話。 主人公の貴瑚は、家族に人生を使い潰されたあと、東京を離れて大分の小さな町に移り住む。周りからは「訳あり」と見られ、…
ひとりの人生を描いた名作を、読後感とテーマで選べるようにしました。129 冊。PRリンクにはアフィリエイト広告を含みます。
町田そのこ · 中央公論新社(中公文庫) · 2023年
他の鯨には聞こえない周波数で鳴く鯨がいる。誰にも届かない声を持ったまま大人になった女性が、海辺の町でひとりの少年と出会う話。 主人公の貴瑚は、家族に人生を使い潰されたあと、東京を離れて大分の小さな町に移り住む。周りからは「訳あり」と見られ、…
瀬尾まいこ · 文藝春秋(文春文庫) · 2020年
父親が三回、母親が二回変わった。それなのに、いつも誰かに大事にされてきた少女の高校三年間。 主人公の優子は、血のつながらない親のあいだを、事情があってリレーのように渡されてきた。今いっしょに暮らしているのは、二十歳ほど年上の「森宮さん」。料…
佐藤多佳子 · 講談社(講談社文庫) · 2009年
サッカーをやめた高校一年生が、陸上部で短距離を走り始める。三年間を三部作で描く、その第一部。 主人公の新二は、天才肌の兄と同じサッカー部にいたが、自分の限界を知ってやめた。親友の連に誘われて陸上部に入り、初めて百メートルを全力で走る。何も考…
沢木耕太郎 · 新潮社(新潮文庫) · 2020年
二十六歳の「私」が、インドのデリーからロンドンまで、乗合バスだけで行こうと決める。第一巻は、その前に立ち寄った香港とマカオ。 仕事を全部断って、わずかな金を持って日本を出た。最初に着いた香港で、安宿の雑居ビルに泊まり、路地の屋台で食べ、夜の…
ヴィクトール・E・フランクル(池田香代子 訳) · みすず書房 · 2002年
ナチスの強制収容所に送られた精神科医が、そこで人が何を考え、何にすがり、何で壊れたかを記録した本。 著者フランクルは、ウィーンの医師として収容され、家族のほとんどを失いながら生き延びた。この本は、収容所の残虐さを告発する本ではない。極限状態…
三浦綾子 · 新潮社(新潮文庫) · 2005年
明治の終わり、北海道の塩狩峠で、暴走する客車を自分の体で止めた鉄道職員がいた。実在の人物をもとにした小説。 主人公の永野信夫は、東京で生まれ、キリスト教を嫌う祖母に育てられる。家には隠された事情があり、それを知った信夫は、人を信じることと神…