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夜と霧 新版

夜と霧 新版

ヴィクトール・E・フランクル(池田香代子 訳) · みすず書房 · 2002年

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この本について

ナチスの強制収容所に送られた精神科医が、そこで人が何を考え、何にすがり、何で壊れたかを記録した本。 著者フランクルは、ウィーンの医師として収容され、家族のほとんどを失いながら生き延びた。この本は、収容所の残虐さを告発する本ではない。極限状態で、人間の内側に何が起きるかを、医師の目で観察した報告に近い。 有名なのは、「人生に何を期待できるかではなく、人生が自分に何を期待しているかを問え」という考え方。どんな状況でも、その状況にどう向き合うかを選ぶ自由だけは残っている、と著者は言う。収容所の夕焼けを見て「世界はどうしてこんなに美しいのだろう」と誰かがつぶやく場面は、何度読んでも息を呑む。 新版は二〇〇二年の池田香代子訳。旧版より読みやすく、中学生でも通読できる。人生が行き詰まった人が、まず手に取る一冊としてこの図書館に置いている。

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