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仕事・挑戦

夢を追う、挫折する、それでも立ち上がる

投稿小説 2おすすめの本 14

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火花

火花

又吉直樹 · 文藝春秋(文春文庫) · 2017年

売れない若手芸人が、熱海の花火大会で出会った先輩に弟子入りを申し出るところから始まる、十年分の話。 語り手の徳永は「スパークス」というコンビの一人。先輩の神谷は、面白いことにしか興味がなく、面白くないものを許さない。徳永は神谷に「伝記を書け…

舟を編む

舟を編む

三浦しをん · 光文社(光文社文庫) · 2015年

新しい国語辞典『大渡海』を作る。完成まで十五年かかる仕事に、営業部から引き抜かれた青年がのめり込んでいく話。 主人公の馬締光也は、人と話すのが苦手で、言葉を選ぶのに時間がかかる。その性質が、辞書を編む仕事にはちょうどよかった。用例採集カード…

何者

何者

朝井リョウ · 新潮社(新潮文庫) · 2015年

就職活動中の大学生五人が、ひとりの部屋に集まって情報を交換し合う。その裏で、それぞれが別の顔を持っている話。 語り手の拓人は演劇をやめて就活を始めた。同居人の光太郎、留学帰りの瑞月、意識の高い理香とその彼氏。互いの進み具合を気にしながら、表…

国宝

国宝

吉田修一 · 朝日新聞出版(朝日文庫) · 2021年

長崎の任侠の家に生まれた少年が、歌舞伎の女形として芸の頂点を目指す。昭和から平成にかけての五十年を描く長編。 喜久雄は十五歳で父を抗争で亡くし、上方歌舞伎の名門・花井半二郎に引き取られる。そこには半二郎の実子・俊介がいた。血筋のある俊介と、…

海賊とよばれた男

海賊とよばれた男

百田 尚樹 · 講談社(講談社文庫) · 2014年

敗戦の日、焼け野原の東京で、石油会社の社長が社員に告げる。「一人も馘にしない」。出光興産の創業者をモデルにした、経済小説の形をした人物伝。 国岡鐵造は、戦前から独自のやり方で石油を売り、戦後は海外のメジャー企業と渡り合う。社員に出勤簿も定年…

神去なあなあ日常

神去なあなあ日常

三浦しをん · 徳間書店(徳間文庫) · 2012年

高校を出たばかりの横浜の若者が、担任の勝手な手続きで三重県の山奥の村に送られ、林業で働き始める。 平野勇気は、就職も進学も決めないまま卒業した。気づけば携帯の電波も届かない神去村にいて、中村林業の飯田ヨキという男の家に住み込むことになる。木…

お探し物は図書室まで

お探し物は図書室まで

青山 美智子 · ポプラ社(ポプラ文庫) · 2023年

仕事や人生に行き詰まった五人が、コミュニティハウスの小さな図書室で司書に本を薦められる。五つの話が少しずつつながる連作。 相談者は、婦人服の販売員、家具メーカーの経理、雑誌の元編集者、ニートの青年、定年退職したばかりの男性。司書の小町さゆり…

おいしいごはんが食べられますように

おいしいごはんが食べられますように

高瀬 隼子 · 講談社(講談社文庫) · 2025年

職場の同僚三人の関係を、食べることを軸に描く。手作りのお菓子を配る女性、それを好意的に受け取る男性、受け取れない女性。 芦川さんは体が弱く、残業はしない。そのぶん、休みの日に焼いた菓子を職場に持ってくる。二谷は芦川さんとつき合いながら、食事…

劇場

劇場

又吉 直樹 · 新潮社(新潮文庫) · 2019年

下北沢の小さな劇団を率いる若者と、彼を支える恋人。売れない演劇人の日々を描いた、又吉直樹の二作目。 永田は、自分の劇団「おろか」の脚本と演出をしている。評価されず、金もなく、友人の家を転々としている。沙希は服飾を学ぶ学生で、永田の才能を信じ…

三千円の使いかた

三千円の使いかた

原田 ひ香 · 中央公論新社(中公文庫) · 2021年

祖母、母、姉、妹。ひとつの家族の四人の女性が、それぞれの年代でお金とどう向き合っているかを描く連作。 二十四歳の美帆は、ひとり暮らしで貯金三十万円。姉の真帆は専業主婦で、節約で一千万円を貯めた。母の智子は五十代で、夫の定年と自分の健康が心配…

本日は、お日柄もよく

本日は、お日柄もよく

原田マハ · 徳間書店(徳間文庫) · 2013年

友人の結婚式で、退屈な祝辞に居眠りした女性が、ひとりのスピーチライターの言葉に目を覚まされる。言葉の仕事を知っていく話。 二ノ宮こと葉は製菓会社の社員で、仕事にも恋にも中途半端。式の席で、久遠久美という女性のスピーチを聞いて涙が出た。久美は…

みかづき

みかづき

森 絵都 · 集英社(集英社文庫) · 2018年

昭和三十六年、小学校の用務員が、教室のあとで子どもたちに勉強を教えていた。それを見た一人の女性が、彼を塾の経営に引き込む。三世代にわたる、塾の家の話。 大島吾郎は教えることが好きで、資格もないまま子どもたちに慕われていた。赤坂千明は、学校教…

日の名残り

日の名残り

カズオ・イシグロ/土屋 政雄 · 早川書房 · 2018年

英国の大邸宅に長く仕えた老執事が、六日間の自動車旅行のあいだに、自分の半生を振り返る。 スティーブンスは、ダーリントン・ホールの執事として、戦前の華やかな時代を支えた。主人は貴族で、政治家たちを屋敷に集めていた。彼は「偉大な執事」であること…

羊と鋼の森

羊と鋼の森

宮下奈都 · 文藝春秋(文春文庫) · 2018年

高校の体育館で、ピアノの調律を見た。その音に打たれた少年が、調律師になって、音を探し続ける話。 外村は北海道の山あいで育ち、特別な才能もなく、将来のことも考えていなかった。たまたま立ち会ったピアノの調律に心を奪われ、専門学校に進み、楽器店に…