夏休みの図書室
この本について
高校を出たばかりの横浜の若者が、担任の勝手な手続きで三重県の山奥の村に送られ、林業で働き始める。 平野勇気は、就職も進学も決めないまま卒業した。気づけば携帯の電波も届かない神去村にいて、中村林業の飯田ヨキという男の家に住み込むことになる。木を切り、植え、山を歩く。最初は逃げ出すことしか考えていなかった勇気が、一年かけて村の暮らしになじんでいく。 「なあなあ」は村の言葉で、ゆっくりやろう、まあいいか、というほどの意味。都会の時間とまったく違う速度で物事が進む。山の神の祭りの場面は、この小説でいちばん大きな見せ場だ。 三浦しをんの仕事小説の中では、いちばん笑える一冊。映画「WOOD JOB!」の原作。働く意味がわからない若い人に薦めたいし、山に行きたくなる。
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