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こころ

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夏目漱石 · 新潮社(新潮文庫 新潮文庫) · 2004年

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この本について

鎌倉の海で出会った「先生」に、若い「私」が惹かれ、その過去を知ろうとする。三部構成の最後は、先生から届いた長い遺書で占められる。 先生は仕事をせず、妻と静かに暮らし、毎月ひとりで友人の墓に参っている。私が先生に近づくたびに、先生は「私は信用されるに値しない人間だ」とはねつける。父の病気で帰郷した私のもとに、先生からの分厚い手紙が届く。そこに、学生時代の親友Kと、ひとりの女性をめぐる出来事が書かれている。 明治の終わりの小説だが、書かれているのは、人を裏切った記憶をどう抱えて生きるかという、今と変わらない問題だ。先生は誰にも罰せられなかった。だから自分で自分を罰し続けた。 夏目漱石の代表作で、教科書で一部を読んだ人も多い。全体を通して読むと、教科書の抜粋がいかに一部だったかがわかる。

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