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マチネの終わりに

マチネの終わりに

平野 啓一郎 · 文藝春秋(文春文庫) · 2019年

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この本について

天才と呼ばれるクラシックギタリストと、パリに住む国際ジャーナリスト。四十歳前後の二人が、三度しか会わないまま、互いを人生の相手だと思い定める話。 蒔野は、演奏に行き詰まりを感じ始めている。洋子は、戦場取材の経験とパリでの暮らしを抱え、婚約者がいる。二人は東京のコンサートの夜に出会い、パリで再会し、言葉を交わす。そのあと、ひとつの行き違いが起きる。 大人の恋愛小説と言われるが、本当の主題は「過去は変えられるか」という問いだ。蒔野が洋子に語る「未来が過去を変える」という考え方が、物語の最後にもう一度帰ってくる。 平野啓一郎の小説の中では、もっとも読みやすい一冊。音楽、ニュース、ワイン、それぞれの描写が丁寧で、読む速度が自然と遅くなる。二〇一九年に映画化。

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