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カラフル

森絵都

カラフル

森絵都 · 理論社(フォア文庫) · 2010年

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この本について

死んだはずの「ぼく」の魂が、自殺した中学三年生の体に、期限つきで入ることになる。やり直しの機会をもらった魂の、ホームステイの記録。 天使のプラプラに言われるまま、魂は小林真の体で目を覚ます。真は、家族にも学校にも絶望して薬を飲んだ。魂は真の記憶を持たないまま、真の父、母、兄、クラスメイトと向き合い、真が見ていた世界を少しずつ違う角度から見ていく。 母の不倫、父の仕事、兄の冷たさ。真にとって真っ黒に見えていたものが、別の目で見ると、別の色をしている。題名はそういう意味だ。 一九九八年刊行の児童文学だが、大人が読んでも損をしない。アニメ映画にもなった。「もう一度やり直せるとしたら」を、説教ではなく物語で考えさせてくれる。学校がつらい年頃の子どもに、まず渡したい一冊。

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