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桐島、部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ

朝井 リョウ · 集英社(集英社文庫) · 2012年

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この本について

バレー部のキャプテン桐島が、突然部活をやめた。その余波を、五人の高校生がそれぞれの立場から語る。桐島本人は一度も登場しない。 映画部の前田は、スクールカーストの下のほうで、カメラを回している。野球部の幽霊部員・菊池は上のほうで、何でもできるのに何にも本気になれない。桐島の恋人、桐島の代わりに試合に出ることになった部員。五人の視点が少しずつ重なり、教室の空気の層が見えてくる。 高校の中にある「上」と「下」を、ここまで正直に書いた小説は少ない。上の側の退屈も、下の側の誇りも、どちらも本当だ。映画部が屋上で撮影する場面は、小説でも映画でもこの話の頂点になる。 朝井リョウが大学在学中に書いたデビュー作で、二〇〇九年の小説すばる新人賞。映画は日本アカデミー賞を取った。

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