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かがみの孤城

かがみの孤城

辻村 深月 · ポプラ社(ポプラ文庫) · 2021年

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この本について

学校に行けなくなった中学一年生の部屋の鏡が、ある日光り始める。鏡の向こうには城があり、同じような七人の中学生が集められていた。 こころは、入学早々クラスの女子から嫌がらせを受け、家から出られなくなった。鏡を抜けた先には、狼の面をつけた少女「オオカミさま」がいて、城のどこかに隠された鍵を見つければ願いがひとつ叶う、と告げる。期限は翌年の三月末。城に来られるのは平日の昼間だけ。 七人は最初、互いに警戒している。全員が、学校に行けない理由を抱えている。それを少しずつ話し、ゲームをし、居場所ができていく。城の秘密は後半で明かされるが、その仕掛けよりも、七人が「学校に戻る」以外の答えを探すところにこの本の価値がある。 二〇一八年の本屋大賞。子ども向けに見えるが、学校に行けなかった過去を持つ大人が読むと、途中で何度も本を伏せる。

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